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Access DSum関数

こちらは、Accessで作成したサンプルフォームです。「店ID」テキストボックスに店番号を入力して、「店別売上合計」ボタンをクリックすると、その店の売上額を合計して、「売上合計」テキストボックスに表示します。この「店別売上合計」ボタンのクリック時イベントに、DSum関数を使ったコードを記述します。

DSum関数

指定したテーブルまたはクエリの特定のフィールドの合計を求めます。

<構文> DSum(式,定義域[,抽出条件])
<構文(英語表記)> DSum(expr,domain[,criteria])
引数 内容
expr/式(必須) 対象となるデータのあるテーブルやクエリのフィールド名を表す文字列式、または、そのフィールドを使用して演算を実行する式を指定します。テーブルのフィールド名やフォームのコントロール名、定数、関数を使用した演算式などを指定できます。
domain/定義域(必須) 定義域(レコードセット)を表す文字列式を指定します。テーブル名またはクエリ名が指定できます。
criteria/抽出条件(省略可) 集計の対象となるデータの範囲を指定する文字列式を指定します。たとえば、抽出条件SQLのWHERE句を指定できます(WHEREは省略します)。
(Access関数辞典より)

コードの記述

コマンド0(店別売上合計ボタン)クリック時イベントにコードを書きます。クエリ「Q_uri」に「店ID」と「売上金額」フィールドがあり、そこにデータが入っているものとします。

Private Sub コマンド0_Click()

Dim mtyu As String
Dim ksum As Currency

mtyu = "店ID =" & Me.テキスト1
ksum = DSum("売上金額", "Q_uri", mtyu)

Me.テキスト2 = ksum

End Sub
  1. DSum関数の抽出条件を格納する変数mtyuをString(文字列)型で宣言します。
  2. DSum関数で取得した合計金額の値を格納する変数ksumをCurrency(通貨)型で宣言します。
  3. DSum関数の抽出条件となる、「データのあるテーブルまたはクエリの「店ID」フィールドの値がフォームの[テキスト1](店IDテキストボックス)の値と一致している」という文字列式を変数mtyuに入れます。
  4. 売上データのあるクエリ「Q_uri」の「売上金額」フィールドの合計の値をを、変数mtyuを抽出条件に指定して、DSum関数を用いて取得し、変数ksumに入れます。
  5. 最後に、変数ksumの値を[テキスト2](売上合計テキストボックス)に入れます。

プログラムの実行

店番号「2」を入力して、店別売上合計ボタンをクリックすると、店番号「2」の売上合計金額「¥330,000」が表示されます。

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